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沖縄ファミリー通信 更新 09/06 21:39
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🏠 住宅ローン

沖縄でRC造の家を買う・建てる。建築費と塩害メンテを織り込んだ返済計画のつくり方

沖縄の家は本土より建築費がかかりやすく、建てた後の塩害メンテも続く。電気代・ガソリン代・旧盆や清明祭の出費まで入れた「本当に返せる額」の出し方を、順番つきでまとめたよ。

沖縄でマイホームを考えると、だいたいどこかでこの壁にぶつかる。「同じ広さなのに、本土の相場より高くない?」って。

これ、業者にぼられてるって話じゃなくて、そもそも造りと事情が違うから。そこを分かったうえで返済計画を組まないと、ローンは払えてるのに家計が回らない、みたいなことになりがち。順番に見ていこうね。

沖縄の家が高いのは「造りが違う」から

沖縄はいまもRC造(鉄筋コンクリート造。柱も壁もコンクリートで固める造り)の住宅が多い。理由ははっきりしてて、台風で飛ばない・雨に強い・シロアリに強いから。実際、台風のたびに「やっぱりコンクリートよね」って会話になるはず。

そのかわり、木造より材料も手間も工期もかかる。さらに沖縄は建材の多くを船で運んでくるから、輸送コストが乗る。離島に建てるなら、そこからもう一段乗る。フェリーの本数や職人さんの渡航・宿泊まで工事費に入ってくるからね。

坪いくら、という数字はここでは書かない。時期でも会社でも地域でも本当に変わるから、うろ覚えの数字を信じるより、同じ間取り・同じ仕様条件で3社に見積もりを出してもらうのが早い。比べるときは「本体工事」だけじゃなく、外構・地盤改良・給排水引き込み・諸費用まで入った総額でそろえること。ここがバラバラだと比較にならない。

建てた後に効いてくる「塩害メンテ費」を最初から積む

沖縄で一番見落とされるのがこれ。海が近いと、潮を含んだ風で金物がサビる。エアコンの室外機、面格子、手すり、玄関まわりの金具、給湯器。外壁の塗装や屋上の防水も、条件が厳しいほど傷むのが早い。

何年ごとに何が必要かは、海からの距離や風の当たり方で本当に変わるので、一律の年数は言えない。かわりに、契約前に工務店・ハウスメーカーにこう聞いてほしい。

  • この立地だと、何年ごとに・どこを・だいたいいくらでメンテする想定ですか?
  • それを紙(長期修繕の目安表)でもらえますか?

口頭で「まあ大丈夫ですよ」で流す会社より、渋い顔しながらでも数字を出してくれる会社のほうが信用できる。

そのうえで、毎月の住居費=ローン返済額+修繕積立として家計に組む。積立は生活費の口座と分けておくと手をつけにくい。金額は上でもらった目安表から逆算すればいい。ここを積んでない家庭が、10年後の外壁塗装で慌ててカードローン、というのがいちばん避けたいパターン。

電気代と車代を、返済額と同じ欄に書く

沖縄の電気代は本土より高めになりやすい。燃料を運んでこないといけないし、島ごとの電力事情もあるからね。しかも夏が長くてエアコンの稼働時間が長い。つまり沖縄では、家の断熱・遮熱の性能がそのまま毎月の固定費に直結する

だから設計の打ち合わせでは、間取りやキッチンの前に、

  • 屋根と西面の日射をどう切るか(庇、軒、遮熱、植栽)
  • 風の抜ける窓の配置
  • 太陽光や蓄電池を載せるかどうか

をちゃんと話してほしい。初期費用は上がるけど、30年払い続ける電気代と比べる価値はある。

補助金は国にも市町村にもあるけど、事業名も金額も条件も年度でコロコロ変わる。だから名前を覚えるより、動き方を覚えたほうがいい。住んでいる(建てる)市町村の役所に電話して「今年度の住宅の取得や省エネ・再エネ関係の補助はありますか」と聞く。窓口は市町村によって建築課・住宅課・都市計画課・環境課などバラバラなので、代表番号から回してもらえばOK。県の制度も併せて、県のサイトで「住宅」「省エネ」あたりで探すと出てくるはず。併用できるかどうかも必ず確認してね。

あと車。沖縄は車社会だから、夫婦で2台という家庭も普通にある。ガソリン代・保険・車検・タイヤ、そして買い替え費。これを「住居費とは別」と思ってると計算が狂う。駐車スペースを2台分ちゃんと取れる土地かどうかも、あとから効いてくるポイント。

借り先は銀行だけじゃない。沖縄には公庫がある

沖縄には沖縄振興開発金融公庫(沖縄公庫)があって、住宅向けの資金や、全期間固定のフラット35の窓口も沖縄では公庫が担っているはず。本土の人には馴染みがない選択肢だから、地元の強みとして知っておくと得。

比較先はこのあたり。

  • 沖縄公庫(固定金利・フラット35系)
  • 県内の銀行や信金、JAおきなわなど(変動金利が中心)

金利のタイプは、正直どっちが得かは将来の金利次第で誰にも断言できない。判断材料としては「共働きが続く前提か」「教育費のピークがいつ来るか」「金利が上がったとき耐えられるか」で考えるといい。仮審査は複数出しても大丈夫なので、条件を並べて比べよう。

住宅ローン控除(減税)は、住宅の省エネ性能や子育て世帯かどうかで条件が変わる仕組みになっていて、ここも年度改正が入る。最新は国税庁のサイトと、契約前に業者・金融機関に確認が確実。「うちの仕様だと控除はどの区分になりますか」と聞けば話が早い。

行事と教育費を入れて、はじめて「返せる額」が出る

沖縄の家計には、本土の家計簿アプリが想定してない出費がある。旧盆、清明祭、法事、模合、親戚の慶弔。地域や家によって金額は全然違うけど、年間で見るとけっこうな額になるのは確か。

やることはシンプルで、直近12か月の通帳とカード明細を見て、月ごとの「行事の出費」を書き出す。年間いくらか出たら、12で割って毎月の固定費に足す。そのうえで、

手取り月収 −(生活費+電気代+車+行事積立+教育費+修繕積立)= 返済に回せる額

これが上限。銀行が貸してくれる額と、無理なく返せる額は別物だからね。ボーナス払いを前提に組むのも、共働きの片方が休む可能性を考えるとおすすめしない。

まず何からやるか

  • 1. 直近12か月の明細を出して、電気代・ガソリン・車関係・行事の出費を年額で書き出す。ここが土台。
  • 2. 市町村の役所に電話して「今年度の住宅取得・省エネ関係の補助」を確認。市町村によって中身が全然違うので、必ず自分の町で聞くこと。
  • 3. 沖縄公庫と地元の金融機関2つで条件を比較。仮審査まで出して数字で並べる。
  • 4. 見積もりは3社、総額そろえて。あわせて「この立地の長期メンテ計画」を紙でもらう。
  • 5. 修繕積立の口座を分けて、家を買う前から積み始める。これができるかどうかで、実際に返せるかが分かる。

家は買った日がゴールじゃなくて、そこから30年の付き合いのスタート。台風にも塩にも電気代にも負けない計画を、先に紙に書いておこうね。

※制度・補助・税の内容は年度で変わります。この記事は考え方の整理用として読んで、金額や条件は必ず役所の担当課・金融機関・国税庁など公式の窓口で最新を確認してください。

この記事は 2026-09-06 時点の情報です。制度や金額は年度で変わります。手続きの前に、住んでいる市町村の窓口や公式サイトで最新の内容を確認してください。